生きづらい世界を頑張って生きていこうの会

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うつ病について皆さんに知ってもらいたいこと

皆さんうつ病ってご存じですか?

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近年ではあまり珍しくない病気になってきていますが、まだまだ認知されておらず、理解されにくいと感じます。

もしかしたらご自身や周りの人がなっているかもしれません。

そういった方のために、また少しでも多くの方に知ってもらうために私の実体験も交えてお話しようと思います。

※注意※
私は精神科医などの専門家ではなく、ここに記載されていることが全ての人にあてはまるわけではありません。
一個人の感想、意見として捉えて頂けると幸いです。


目次

うつ病とは

一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じる。

原因は正確にはよくわかっていないが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられている。

治療法はまず心身の休養がしっかりとれるように環境を整えることが大切。
また、医薬品による治療(薬物療法)と、専門家との対話を通して進める治療(精神療法)があります。

そして、散歩などの軽い有酸素運動運動療法)がうつ症状を軽減させることが知られている。

出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html


似ている病気に双極性障害躁うつ病)があります。

双極性障害躁うつ病)とは

ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返します。

周りの人たちが「どうもいつものあの人とは違う」と気づき、「ちょっとおかしいのでは?」と思えるほどその気分が行き過ぎていて、そのために家族や周りの人が困ったり社会的信用を失うほどなら病気を疑う。

うつ病に似ているが、違う病気なので治療法も異なる。

治療法は薬物療法や心理社会的治療がある。

出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_bipolar.html

私の病気について

私は1年ほど前から‘‘うつ病’’と診断され、今でも薬物療法と通院を続けています。

精神科に行ってみようと思ったきっかけ

高校生くらいの時から双極性障害まではいきませんが、定期的に無気力になることがありました。

社会人になって1年が経とうとした時、「仕事に行きたくないな~」と感じるようになり、「あ、いつもの無気力期きたか」と思っていました。

しかし、いつもなら1週間くらいで終わるのですが、3週間経っても続きました。

さらに、普段なら当たり前にやっていた仕事ができなくなっていて、上司が心配して「どうしてやってないの?」と言われた時、私は「めんどくさかったからです」と答えました。
今思い返してみるとこの時点で相当やばいですね(笑)

けれど、当時の私は仕事ができていないことにも、自分が非常によくないことを言っていることにも全く気づきませんでした。

そして体調も悪くなっていきました。
異常な口の渇き、頭痛、めまい、吐き気、腹痛、不眠…

この辺りでようやく‘‘何かがおかしい’’と感じ、精神病について調べ始めました。

その中で該当する項目が明らかに多かったのがうつ病だったのですが、「精神科に行くなんて恥ずかしいし、自分はメンタル強いし違うだろう」と思っていました。

それでも精神科に行こうと決意した理由は、ある日‘‘自分の体が自分の体じゃない感覚’’になったからです。
うまく自分の体をコントロールできないというか、ちゃんと神経が通ってないような感じになりました。

こうして精神科に行き、うつ病と診断されました。

症状

最初の数か月は誰とも話したくなく、何もしたくない状態でした。

精神もかなり沈んでネガティブなことしか考えられなかったです。
正直生きた心地がせず、このまま精神が崩壊してこの世から消えてしまうのではないか、そんなことを考えていました。

仕事も3か月休職した後、復帰できそうにないので退職せざるを得ず、そこからはしばらくニート生活の始まりです。

半年くらい経過した頃から気を許せる人であれば問題なく話すことができるようになり、ひとりでアニメを見たり、勉強したりと徐々に活動的になりました。

現在はパートで働けるくらいには回復しましたが、ストレスに敏感になったので、嫌なことがあったりすると今でも味覚障害や手足の痺れなどの症状があります。

よく勘違いされること

‘‘メンタルが弱い人がなる病気だ’’
うつ病は脳の機能に異常がある状態なので、メンタルの強い、弱いは関係ないです。
強いて言えば自己肯定感が低い、責任を感じやすい、ストレスを貯め込みやすい人はうつ病になりやすいと私は思っています。

‘‘病院で「最近気分が沈んでいる」と言えばすぐうつ病と診断されるから甘えだ’’
実際に試したことはないのでわかりませんが、精神が沈みすぎることで日常生活に支障が出るほどの症状が出ているのがうつ病なので、気分が沈んでいるというだけではおそらく診断されないと思います。

また、私の場合ですが、初診の際気分が悪くなるくらいかなり詳細に症状や今考えていることを聞かれたので、先生も本当かどうかを慎重に見極めて診断している様子でした。
なので嘘をついてもバレる可能性が高いと思います。(わざわざうつ病と診断されてもメリットはひとつもないので、嘘は絶対にやめた方がいいです。)

最後に

うつ病はなる人はなるし、ならない人はならないです。

なってしまっても病気なので治療すれば治ります。

ただし、一度なってしまうと脳にクセのようなものがついてしまい、再発しやすいのも事実です。

なので、普段の生活から気を付けて生きていかなければなりません。


周りの人は普段通り接すればいいと思います。


また、こういう病気があること、周りで悩んでいる人がいるかもしれないということを知っておいてもらいたいです。


全ての物事に言えますが、当事者にしか当事者の気持ちや辛さはわかりません。
なので、憶測での発言は相手を傷つけてしまう可能性があることを理解すべきです。
逆に、自分にとって嫌なことがあったら、相手にちゃんと伝えないと自分が損をするかもしれないことも理解しておいてください。


いかがでしたか?
少しでもお役に立てれば幸いです。
質問や感想など気軽にコメント残していってください。